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久しぶりに本を読み終わった。といっても、もう2・3週間前のことである。
パウロ・コエーリョの小説で、ブラジル=ポルトガル語による原題は『Onze Minutos』、韓国語での題名は『11분』だ。日本では『11分間』という題名で訳されているようだ。韓国版の発売は2005年5月、日本語版の発売は2005年2月。くそぅ、負けた! …いや、国としては勝ったのかw 内容は、ブラジルの片田舎で育った少女がサンパウロに一人で旅行に行った際、スカウトを名乗るスイス人に騙されてダンサーになってしまい、しかも劇場で問題を起こして売春婦になってしまう、という話。彼女は騙されてスイスに行くまでは軽い女の子だったのが、スイスに行ってから突然頭が冴え始め、フランス語を勉強し、図書館通いをはじめ、他の売春婦のようにだらしのない人生を送らないよう、計画的な人生を歩み始めるが、偶然に魅力的な画家と出会い… という話。パウロ・コエーリョの魅力は冒険と人生哲学にあると思うのだが、今回は性もテーマの一つとしてとりあげられていて、かなりえげつない表現もある。かなり共感できる部分もあったのだが、最後の終わり方がどうにもしっくりこず、竜頭蛇尾の感があった。 今はカミュの『異邦人』を読んでいたりする。なんで韓国語で翻訳文学を読むのかとつっこまれそうだが、なんだかしらないうちにそうなってしまったのである。『11分』は友達が貸してくれたものだし、『異邦人』も韓国語学校の先生から借りたものだ(漢字交じりの縦書き韓国語!)。『第51回 現代文学賞 受賞小説集』というのも買ったのだが、4編読んだところで放って置かれている。『異邦人』が終わったら、これも読んであげないと… っていうか韓国で村上春樹みたいな作家って誰なのかね。
by guixiang
| 2006-03-29 02:02
| 読書
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