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PCM-M10用にmicroSDを買ってみた。LG製のmicroSDHC(class10)で容量は16GBである。昔携帯に使っていた4GBのmicroSDでは何故かうまく録音できなかったので少し心配ではあったが、録音自体に問題は見られなかった。ただ、いくつか不満が残るのでメモしておく。
一つ目は、起動時のメモリ認識にかかる時間である。外部メモリを使用しない場合のPCM-M10の起動時間は3秒程であるが、16GBのSDカードを使った場合には起動時間が7秒ほどになり、二倍以上になる。個人的にこの手の機械は数秒以内で起動するものだと思っているので、この時間は何気にストレスである。 二つ目は、USB接続時の転送速度の遅さである。これは実はSDカードだけの問題ではない。PCM-M10の内臓メモリは転送速度が遅く、大きなファイルでも3MB/sくらいしか出ない。3.6GB録音した場合、転送に20分かかる計算になる。自分はその原因が内臓メモリに使われているメモリの特性だと勝手に思っていたので、mincroSDを使えば改善されると期待していたのだが、USB接続でPCにつないでファイルを送っても1GBほどのファイルで5MB/sくらいの速度しかでなかった。ちなみに、カードを抜いてカードリーダーで転送した場合には18MB/sほどである。PCM-M10はスペック表によるとUSB2.0(Hi-Speed USB)を支援しているので、一体何がボトルネックになっているのか良く分からないが、とにかくファイルをうつすたびにSDカードを本体から抜いてカードリーダーに差し込むのは面倒である。 三つ目は、ファイル名の重複である。PCM-M10は、例えば2011年6月3日に録音した1つ目のファイルでそのファイル形式がwaveであれば110603_01.WAVのようなファイル名で保存してくれる。年月日の後の通し番号はファイル形式やフォルダを越えてナンバリングされるので個人的には非常に気に入っていた。ところが、内臓メモリと外部メモリではナンバリングが独立しており、同じ日にそれぞれの領域に保存した場合、ファイル名によって順番が分からなくなるばかりではなく、同じファイル名の別の内容を保存したファイルが生成されることになってしまうのだ。これはPCに移して一括管理する場合に、非常にやっかいになる。
by guixiang
| 2011-06-05 01:15
| モノ
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