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最近、SONYのDSC-HX90Vを買った。HXシリーズは高倍率が特徴のシリーズらしいが、DSC-HX90VはHXシリーズ中の最上位機種ということで、高倍率ズームなだけでなく、GPS機能、Wi-Fiを使ってのスマホとの連携機能、自撮り用のティルト、電子ファインダー、フラッシュなどコンデジに載せられる機能はほとんど載っているのではないかという機種である。 自分はこれまでDSLRとしてPENTAXのk-x、コンデジとしてSONYのDSC-HX30V、自撮り/団体写真撮影用にDSC-QX10を持っていたのだが、k-xはホワイトバランスが狂い、DSC-HX30Vもレンズ伸縮用のモーターの制御機構が壊れてしまっていたので、たまに小旅行などに行ってもスマホのカメラとDSC-QX10だけで写真を撮っていた。それでも、旅行に行ったり外に遊びに行くことが少ない生活パターンだったので特に問題を感じていなかったのだが、今度長めの海外旅行をすることになったのでこれを機にカメラを新調することにした。 もし高価なカメラを買うとしたらDSLRではなくミラーレスにしようと考えてはいたのだが、この頃出費がかさんでいてカメラにそれほど金を使うことはできない。それならセンサーが1型以上で単焦点のコンデジはどうだろうかとか、最近は写真よりも動画を撮ることも多いのでいっそのことデジタルビデオカメラやGoProはどうだろうかとか思案してみた。単焦点コンデジはFUJIFILM X70が良さそうだったが9万円を超え、RICOH GR IIも7万ぐらいするので予算オーバーである。デジタルビデオカメラは手振れ防止機能は良いみたいなのだが、センサーが小さいせいで画質はそんなに良くないらしい。今まで使ってきたコンデジのDSC-HX30Vが積んでいる1/2.3型と同じレベルにしようと思うとSony FDR-AX40などの4K対応カメラになるらしい。FDR-AX40も9万近く、正直それでもスペック的に満足のいくものではないので、やめにした。GoProは評判もいいしHalo5 Sessionなら3万円台で値段もこなれているのだが、全ての動画が広角になってしまうのはどうだろうという感じがあるし、そもそも狙った綺麗な動画を撮りたいときに大きな液晶やビューファインダーで覗けないというのはやはり不安である。 そんな訳で、色々悩んだのだが、買ってから壊すまで大満足して使っていたDSC-HX30Vの後継機なら後悔はないのではという気がしてきた。DSC-HX30Vは2012年の夏に2万5000円ぐらいに購入した。スマホにはあるGPS機能が入っている上にスマホには絶対的に欠けているズームが強力だということで買ったのである。結果は大満足だった。k-xには基本性能で圧倒的に負けるものの、手振れ防止機能がしっかりしている上に暗所での撮影に強い裏面照射型CMOSを使っているため、暗い屋内ではむしろk-xよりもいい写真が撮れるほどだった。また、k-xは動画撮影がマニュアルフォーカスな上に解像度も低かったのだが、DSC-HX30Vは値段からは信じられないほどきれいに動画を撮ることができた。私が当時使っていたスマホはNexus Sだったが、静止画にしても動画にしてもDSC-HX30Vに遥かに劣っていた。私は一時期DSC-HX30Vを常に持ち歩き、少しでもきれいに撮りたい写真はDSC-HX30Vで撮っていたものである。とにかく、このシリーズに関しては印象が良かった。 DSC-HX60Vであれば値段も3万弱で予算に収まっているし、DSC-HX30Vよりズーム性能も上がっているし、DSC-HX30Vの時代にはギリギリ搭載されていなかったWi-Fi経由でスマホから操作する機能も入っている。静止画も動画も技術が進んだ分かなり良くなっているだろう、とその時は予想していた。いろいろ見てみると、HXシリーズで最上位のDSC-HX90Vには電子ビューファインダーとフラッシュが搭載されており液晶が180度チルトするらしい。それだけで2万円近く値段が上がるのかという気がしないでもなかったが、正直チルトは撮影の幅が広がるので魅力的だった。スマホから操作できるのでなければないでどうにかできるのだが、スマホからつなぐ微妙な面倒さはDSC-QX10で知っていたので、できれば物理的につながっている液晶がチルトするほうが良いと思い、結局DSC-HX90Vに決めた。 そして今日実物が届いたので、外をぶらぶらしながら撮影テストをしてみた。そして家に帰ってPCの画面で確認して違和感を感じた。思ったより画質が良くないのである。これだったら普段使っているスマホ(Nexus 6P)と大して変わらないんじゃないかと思って撮り比べをしてみると、何とNexus 6Pよりもむしろ画質が悪いということに気づいてしまった。愕然としながら他のカメラとも比較してみたのだが、大体NEX 5N >> Nexus 6P > DSC-HX90V > DSC-QX10だということが分かった。ほぼどんな状況で撮っても、Nexus 6Pで撮った写真のほうがDSC-HX90Vよりも鮮明でかっちりした写真になる。確かにNexus 6Pは高い機械だし、カメラの評判もいい。妻のiPhone 6Sよりもいい写真がとれるぐらいである。しかし、中級以上のコンデジが画質でスマホに負けるなど、自分は想像していなかった。スマホのカメラの性能が上がった分、当然コンデジの性能も上がったものだと思い込んでいた。 しかし、もはやそういう時代ではないのだろう。確かに、考えてみればスマホはスマホで有利な点がある。単焦点だからF値が低い(DSC-HX90VはF3.5、Nexus 6PはF2.0)し、機構が単純でその分画質を上げやすいだろう。また、高い演算能力を持っているのでデジタル処理をするにも余裕をもって行えるだろう。10万円のカメラなんてとんでもないというような人でもスマホにならあまり高いとも思わず10万を出すような世界だから、市場の大きいスマホのほうが高性能になっていくのはやむなしかもしれない。 悔しくてしょうがないので、いろいろやってDSC-HX90VがNexus 6Pに勝る点を色々と探して見た。一つ目は当然ながらズームである。すごいのは、この大きさで30倍ズームができるというだけではなく、手持ちでそれをやっても見れる写真がとれるようにしてくれる手振れ補正機能である。これはスマホにはどうしようもない部分である。二つ目は動画である。Nexus 6Pの動画にはゼリー効果(Jell-O effect)があり、動きのある動画だと画面が微妙にグニャっとすることがある。画質の差も動画ではそれほど顕著には感じられないので、動画を撮るときにはDSC-HX90Vを使う理由がある。ただ、暗い時にNexus 6PはISOを落とさず画像処理で切り抜けようとする一方でDSC-HX90VはISOを落とす傾向がある。結果、Nexus 6Pの動画は尾を引くような感じになり、DSC-HX90Vの動画は絵自体は鮮明だがノイズの混じったざらざらしたものになるという傾向がある。これは好みの分かるところかもしれない。(自分はどちらかというとDSC-HX90Vのほうが好きである。)三つめはマクロで、同じものを最大限近づいて撮った写真同士を比べると、DSC-HX90Vで撮ったもののほうが約2倍大きい。この差は大きい。そのうえ、これはカメラアプリの問題なのかもしれないが、Nexus 6Pは物があっても後ろの背景にピントを合わせようとする傾向がある。四つめは、自撮りや集合写真を撮るときである。かなり遠くから自撮りをする時には、スマホを介して手元で細かい部分まで確認できるDSC-HX90Vが有利である。(ちなみに、DSC-HX90VがNexus 6Pの前面カメラになら余裕で勝っているかと言えば、勝つには勝っているが、めちゃくちゃ大差をつけているわけではない。) とはいえ、一番広角で静止画をとる、というのは自分にとっては最もよく使う撮り方であり、この用途で使うメリットがないというのは致命的である。自分はもうこの手のコンデジを買うことはないだろう。センサーが基本的に異なるDSLRやミラーレス、もしくはそれと同じサイズ(APS-Cや4/3サイズ)を使った高級コンデジでなければ、スマホを超える写真を撮れないのである。それでさえ、自分が数年後にまたカメラを買うときには変わっているかもしれない。ある意味面白い世界だともいえる。今回の出費は授業料だと思うことにする。そして意識的にズームと動画とマクロと集合写真を撮ることにしよう。
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by guixiang
| 2017-02-03 04:27
| モノ
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VRゴーグルを試してみた。日常的にこれで何をするというわけではないのだが、スマホさえあれば数千円の追加投資でこんな技術に触れられるというのはかなりお得だと思ったのでレポートしてみる。
■Virtoba X5 VR BOX 弟が買ったものが実家にあったので、自分のスマホ(HuaweiのNexus 6PとSamsungのGalaxy S5)を入れて遊んでみた。 主にFullDiveで遊んでみたのだが、VRゴーグルによる3DのVRはかなり新鮮な体験だった。ゴーグルをかぶると外の光は全くと言っていいほど入ってこず、目に入ってくる情報がスマホの画面のみなので、本当に別の場所にいるような気分になってしまう。使って見る前に心配していた頭の動きに対する追随性も非常に良かった。(もちろんこれはVirtoba X5ではなくNexus 6Pの性能。ただ、以前使っていたGalaxy S5でやっても追随性に変化はなかった。)FullDriveで動画を見たり、他のアプリでゲームをしてみたりしてみながら、何時間でも楽しめる。正直、呆れた妻に止められなければ一日中でもやっていたと思う。 使い方に関するメモをいくつか。 ほとんどのVRゴーグルがそうだと思うが、VR対応のアプリを起動し、画面が左右の2つに別れている状態でスマホをゴーグルに入れる。Virtoba X5の場合、スマホを入れる時には前の蓋を斜めに開いてスマホを入れる。スペックによると4~6.2インチに対応しているらしく、5.7インチのNexus 6Pは問題なく入った。私は普段Nexus 6Pにソフトケースをつけて使っているのだが、ケース付きだと開閉に無理がかかるようなので外して入れることにする。スマホを入れる部分には左右が同調して動くレバーがあり、それによってゴーグルとスマホの中心がきっちり合うようになっている。 ゴーグル自体は大した重量ではないのだが、スマホがそれなりに重さがあるので、結構ズシンと来る。ベルトの長さをきちんと調節しておかないとずり落ちてきてしまう。ベルトは立体的になっており、上にもベルトがあってきちんと固定してくれる。 上のつまみは左右のレンズの距離(IPD, Interpupillary Distance, 瞳孔間距離)を調整するためのものである。左右のレンズの焦点の距離を自分の左右の目の焦点の距離に合わせるているのだと思うのだが、とにかく像が二重に見えないように調節すればそれでよい。ピントは左右にあるつまみを回して目とレンズの距離を調節することで合わせる。自分は結構ひどい近視なのだが、この調節によって全く問題なく焦点をあわせることができた。 ヘッドホンが内蔵されており、音声プラグをスマホのイヤホンジャックに挿して使う。ゴーグル本体から音量が調節できるようになっている。 とはいえ、不満というか改善点がなかったわけではない。大まかに言うと解像度、視野角(FOV, Field of View)、操作性、熱の4つだった。 解像度に関して。荒い。場合によってはドットが見えてしまうような場合もある。恐らく解像度はハードではなくソフト(コンテンツ)の問題なのだろうと思う。3200x1600というような比較的高解像度の動画であっても、SBS(Side-By-Side)方式で180度とすると、左右それぞれの情報は1600x1600、しかも一度に表示されているのが90度分だとするとそのうち800x800だけが画面に表示されていることになる。Nexus 6Pの解像度は2560X1440なので本来1280x1440/eye表示できるのだが、その解像度を発揮しきれていないのである。これは高解像度の場合であり、1920x1080なら実際に表示されている480x540/eyeになることになる。 視野角に関して。人間の視覚野よりも狭い範囲しか表示できないので、立体的に見えることは見えるが周囲が闇に包まれている、という視野狭窄のような状態になる。とはいっても、実は自分はそれほど気にはならなかった。ただ、OculusやViveなどといった本格的なHMDはもっと視野角が広いそうなので、できればそういったものも味わってみたい。 操作性に関して。ゴーグルはSBS形式で表示させていないとまともに見えないし、スマホを設置している状態ではタッチができないので色々と不便だという部分だある。FullDriveはSBS形式と視線による操作でその操作性をかなり補ってはいるが、文字の入力に関してはいかんともし難く、完璧とは言えない。 熱に関して。Nexus 6PでもGalaxy S5でも30分~1時間連続して使っているとかなり熱くなってそのうちアプリがダウンしてしまう。ゴーグルのせいではないが、やはりスマホはVR用に開発されたものではないので長期間の使用には耐えられないらしい。 ■HOMiDO 360VRスコープ Virtoba X5が大満足だったので、自分でもVRゴーグルを買ってみることにした。 同じものを買ってもよかったのだが、3000円ちょっとでこのクオリティならもう少し出せばもっといいものを買えるのではないかと欲を出してしまい、視野角のいいものを中心に調べてみた。色々見てみるとHOMiDO 360VRスコープというのが、スポンジさえ外せば視野角が広いというレビューを目にした。Virtoba X5が3,289円であるのに対し、HOMiDO 360VRスコープは6,930円。二倍もするのだから何かは良いだろうということで買ってみることにした。 結果から言うと、HOMiDOは大失敗だった。正直言って、Virtoba X5より優れている部分が何一つない。 一つ目、近視がひどい人はそのままでは使うことができない。近視の人はアタッチメントをつけずに使えばよいと説明書に書いてあったが、自分はアタッチメントをつけない状態で目とレンズの距離を最大限縮め、スポンジも外してみたがそれでもきちんと焦点が合わなかった。Virtoba X5は前述の通り私でも見れたし、その上少々きつくはあるが眼鏡を掛けた上からかぶることもできた。しかしHOMiDOは左右の幅が狭いため眼鏡が入らないのである。仕方ないので昔使っていた眼鏡の柄の部分を外してレンズの上に両面テープで固定した。眼鏡は重くはないのできちんと固定しておけばそうそうズレることはないが、何かの拍子でずれると再調整が必要なので面倒である。 二つ目、鼻のところに空いた穴から光が入ってくるので、現実と隔離させている感じがない。単純に下をテープを塞ぐだけだと鼻からの呼気がゴーグルの中にこもってレンズが曇ってしまうので、鼻の形に紙でケースを作って処置した。 三つ目、ヘッドホンがついていないせいで別に用意しないといけないのだが、そのせいで着脱が面倒である。Virtoba X5はさらに音声レベルをコントロールできるボタンもあったが、それもできないので本体のボタンを使うしかない。 四つ目、スマホの位置が固定されない。フィルムに傷がつきそうで怖い。 スポンジを外せば視野が広くなるということだったが、少なくとも自分にはVirtoba X5と大きな差が感じられなかった。また、レンズの質がいいということだったが、これも自分にはVirtoba X5との差があまり感じられなかった。 ■FullDive FullDiveというのはVRゴーグルの名称で、アプリはその付属という位置づけのようなのだが、普通のVRゴーグルでも使うことができる。このアプリの良いところは、スマホをゴーグルに入れたままの状態、すなわちSBS(Side by Side)表示の状態のままで大抵のことができてしまうという部分である。YouTubeなどで公開されている画像の中から(どういう基準か分からないが)VR画像だけを標示してくれるのでそれを選んで見てもいいし、ローカルに保存しておいた動画を鑑賞してもいい。FullDriveは画面の真ん中にカーソルを作り、一定時間それを維持することでタップとみなす、という方法によって最低限の操作性を確保している。ブルートゥースのマウスのようなものは一見便利に見えてもSBSに対応していないので実際にカーソルがどこにあるのか分かりにくいし、そもそも画面が非SBS形式になるとゴーグルの中からはほとんど見えないに等しい状態になってしまうのである。FullDriveの方法は選択するのに時間が少々かかることがあるが、ブルートゥースのマウスのよりは合理的で使いやすい。 ■その他コンテンツ ネットで公開されている動画はブラウザから見るよりも、ローカルに保存しておいてFullDiveから見ると便利である。自分がよく見かけたのは横180度のSBS(Side-By-Side)、横180度のTTB、横360度のTTB(Top-To-Bottom)の三つだった。 一般のコンテンツはYouTubeで検索すると色々出ているので見ていると飽きない。アダルトなものは洋物ではPornhub、日本のものはafestaで試してみた。両方共サンプルファイルを大量に公開しているので、特にカネを払わなくても3D VRアダルトコンテンツがどんなものか体験してみることが可能である。個人的には日本のメーカーの「恋人気分」的な作品にエロスを感じた。ただ、どちらも1人称視点にこだわりすぎている気がする。 #
by guixiang
| 2017-01-04 15:48
| PC
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今までは自炊する時にドキュメントスキャナーとしてCanonのImageFORMULA DR-150、裁断機としてCARLのDC-210Nを使ってきた。DR-150は数枚の書類をスキャンする分には申し分のないスキャナーである。しかし、70冊近く自炊をしているうちにいくつか不満が出てきたので、1ヶ月ほど前に富士通のScanSnap iX500に買い替えた。
DR-150の不満は以下の3つである。 ①重送に関して紙との相性があり、重送が起きない本では一冊スキャンしても重送が全く起きないが、起きる本では10枚に1枚ほどの頻度で起き、手で1枚1枚給紙することになってしまう。特に中国の本は紙が薄いせいか、ほとんどの本で重送が起こる。 ②何十冊とスキャンすることを考えると、速度が遅い。(スペック上では、グレイスケール・300dpi・両面・A4という条件で30面/分。) ③何十冊とスキャンすることを考えると、一度にトレイに置ける枚数が少ない。(スペック上では20枚。) ただ、①の重送の問題に関してはDR-150の性能というより、分離パッドの消耗によるとろこが大きいのかもしれない。説明書には1万枚に1回取り替えろと書いてあるが、今まで2万枚ほどスキャンして一回も取り替えていないのである。(それでも重送が起きない本では起きない、というのが取り替える気にならなかった理由である。) 色々探してみて、一番評判のいいScanSnap iX500を買うことにした。上の不満事項に関するレビューやスペックによるデータは以下のとおり。 ①レビューによると、重送がほとんど起きない上に、起きたとしても超音波センサーでほぼ100%感知してくれる。 ②スペック上、グレースケール・300dpi・両面・A4で50面/分。DR-150の1.66倍。 ③スペック上、50枚。DR-150の2.5倍。 Amzaon jpで4万ちょっとだった。韓国で買うと高いので、日本で買って持って帰ることにする。使ってみると、DR-150では紙をどんなにさばいても重送が防止できなかった本や、中国の薄い紙でも全く重送が起こらないことに感動した。今まで約30冊スキャンしてもて感じた利点は次の通り。 ①DR-150に比べて音が小さい。「うぃ~ん」という、細く高いうめき声のような音から、「シュッシュッ」という軽快な音へ。 ②体積としてはDR-150より遥かに大きいが、机の上に占める面積は同じぐらい。DR-150では出てくる紙のためのスペースを確保しておく必要があったが、iX500には展開可能なトレイがあるので、スキャン後の紙のために広いスペースをとる必要が無い。 DR-150よりも不便になったのは、紙と紙の間に糊が残っている場合の取り扱いである。DR-150の場合は、糊が残っているとただ重送が起こってしまうだけで、紙にダメージが行くわけではない。しかし、iX500は「一枚だけを強い力でとりこもうとする」ので、結果的に無理に取り込むような形になってしまい、紙が破けるしシワもできてしまう。 DR-150ではOCRを使っていなかったので比較のしようがないのだが、iX500のOCRはONにしても必要な時間がほとんど変わらず、負担にならないので良い。その上、使用されているのはABBYYのエンジン。ABBYYは、以前体験版を使用して非常に精度が高いと感じていたので、かなり得した気分だった。とはいえ、エンジンとして組み込まれているだけで製品版を使えるわけではない。特に韓国語の場合は、「漢字+ハングル」などという細かい設定ができないのが惜しい。 コントラストや明度の調節を細かく行う機能はないが、「裏写り防止」をONにすると明度が上昇するようである。明るくなりすぎるようであれば、「コントラストを上げる」をONにすればよい。DR-150でもそれほど細かい設定をしていたわけではない自分にとっては、この2つで十分だと思う。 自炊した本は主にiPad MiniとGalaxy S5で読んでいる。iOSの場合は、何と言ってもi文庫HDが一番いいアプリだと思う。表示もきれいだし、DropBoxに直接アクセスできればいい。アンドロイドOSの場合は、PerfectViewerを使っている。DropBoxにアクセスはできないが、表示が綺麗なのが嬉しい。最も、画面が小さく文庫本ぐらいしかしか読めないので、メインはiPadでS5はあくまでもサブなので、少々便利が悪くても気にならない。 #
by guixiang
| 2015-02-03 15:29
| PC
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