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ネクサスSレビュー
前月の26日に新しく買ったネクサスSが届いた。受け取ってから今日でちょうど一週間になるので、レビューめいたものを書いてみようと思ったが、気づいたら他人には大して参考になりそうにない備忘録になってしまった。 ■IME デフォルトで入っていたQWERTY配列のグーグル・ハングル・キーボード(구글 한글 키보드)は一つ一つのキーが小さいので、やたらと押し間違えをしてしまい快適とは言いがたかった。学生たちは「押しにくいなら横にすればいいんですよ。」というが、たかが文字を入力すためだけに回転させるなんて面倒だ。その上、自動回転機能は意図せずに作動してしまうことが多いのでそのうちオフにしてしまった。使い慣れた天地人(천지인)があればいいのになぁと思いつつマーケットで探すといくつか見つかったのでその中からMinaSoftIMEというのをインストールしてみた。慣れた入力法なので、ストレスなく入力できて申し分ない。最初は文字盤の面積が広すぎて困ったのだが、設定から小さくすることができた。 日本語の入力には、定評のあるsimejiを使っている。機種によってはsimeji classicを使わなければいけない、というようなことを学生たちから聞いていたのだが、simejiが問題なく動いてくれた。 中国語の入力にはQQ輸入法を使ってみた。使い方を特に知らずに使ってみたのだが、なんとなく使えるようになった。手書き認識機能もあり、なかなか精度がいい。 ■SMS SMSの表示方式が従来のように時系列順に表示されるのではなく、話している相手ごとにまとめられているのが新鮮だった。誰と頻繁にSMSのやり取りをしているのか、一目でわかるのも面白い。 カカオトーク(카카오톡)は、アンドロイドフォンを買おうかと言い出した瞬間から学生たちにすすめられたアプリである。電話よりもショートメッセージのやりとりを多用する学生たちにとっては、データ通信さえ無制限なら実質無料で利用できるカカオトークほどありがたいアプリもないのだろう。最初は、左右に吹き出しの出る独特のレイアウトがあまり好きになれなかったが、今では慣れてしまった。他のアプリと違って友達登録のようなことをする必要がなく、住所録にある携帯番号からカカオトークの使用者を探し出して自動的に登録してくれるので便利である。また、既に携帯番号を知っている人がカカオトークのアプリをインストールすると、それが既存の使用者にはわかる仕組みになっているので、あまり連絡をしていなかった人と連絡をするきっかけにもなり、よかったと思う。 ■メッセンジャー Skypeと네이트온を入れてはみたが、この一週間結局一回も使わなかった。 Skypeは音声チャットをすることで電話料金を節約することが目的なのだが、長電話の主な相手がスマートフォンを使っていないので、今のところ意味がない。日本の友達とお互いに無線LANで接続している状態で通話してみたが、タイムラグもなく電話しているのと変わらないぐらいの音質だった。日本ではできないらしいが、韓国では3G回線を使って音声チャットすることも可能なはずなので、あとで試してみないといけない。 네이트온は主に学生と文字チャットをするのだが、PCでログインしている学生のタイピング速度に、外国人である自分が携帯からの入力で到底追いつけるわけがない、と思い結局使っていない。 ■SNS ツイッターは元々やっていないので、フェイスブックとサイワールドをインストールしてみた。フェイスブックに関しては画面が小さいので見にくいのではないかと思っていたが、画面のレイアウトが単純で、むしろPCで見るより使いやすいぐらいだった。フェイスブックにしてもサイにしてもハードユーザーではないので、外出先でまで投稿をしたいとは思わないが、ちょっとした時間があるときに人の書き込みをみて短いコメントを残すにはいいと思う。 ■住所録の引越し 以前に使っていたWindowsフォンの調子が悪く、データの吸い出しができなかった。最初は一々アンドロイドで打ち込んでいたのだが、途中でデーターがGoogleアカウント上で同期していることを知り、ブラウザから編集することになった。ブラウザから編集すると、手作業とはいえそれほど時間のかかる作業ではなかったので一件落着。携帯を乗り換えるときは、古い機械が使い物にならなくなってから換えるとこういうときに苦労するので、そろそろやばいなと思ったら早めに換えるのが肝心なのだなと学習した。 ■カメラ 500万画素である。以前使っていたM4655は200万画素しかなく同時期に発売された携帯の中でもカメラのいいほうではなかった上に途中でホワイトバランスがイカれてしまっていたので、それに比べれば雲泥の差である。 ■GPS スマートフォンを買おうと思った実用的な理由のうち、最大のものがこのGPSである。自分は方向音痴なので、見知らぬ土地に行くとほぼ100%道に迷う。ところが以前使っていたM4655にはGPSレシーバーが内臓されておらず、GPS機能を使おうと思ったらブルートゥース接続のものを買うしかなかった。仕方なくネットブックにUSB接続のGPSレシーバーを取り付け、バッテリーを大容量バッテリーに換えて使っていた。ネットブックでは当然のことながら3G回線は使えず、自分が行くような田舎では無線LANなどないのが普通なので、GPSで位置は確認できても地図情報はあらかじめローカルに保存しておかなければならない。カーナビのPC版であるアトランWizPC(아틀란 with PC)やグーグルマップ等のデータをローカルに保存できるGMapCatcherなど探してみるといいソフトが結構あるので、そういう意味ではそれほど不便ではなかったが、やはり下準備は必要となる。最も不便なのは迷子防止システムにしてはさすがに重すぎるということだ。 そういう意味で、数ある機能の一つとしてGPS機能を持っているスマートフォンはかなり魅力的である。建物の中に入っていたり地下にいると使うことはできないが、バスの中でなら自分の位置を確認することが可能だった。バスの中では正確な位置が表示されるまでには少し時間がかかったが、1分前後といったところなので他のことをしながら待っていればそれほど長い時間ではない。土日にソウルに行ったときには、GPS機能のせいでかなり助けられた。 ■ファイラー&ファイル共有 ファイラー(Windowsでいうエクスプローラーをこういうらしい)としてはAstro File Managerが有名らしいが、Astro SMB Moduleを入れてSMBによるファイル共有機能を使おうとするとハングしてしまうので、その代わりにES File Explorerを使っている。ES File Explorerはhwpファイルを開こうとしても한컴뷰어が立ち上がらないという欠点はあるものの、その他の点では申し分ない。上のタブでローカルとLAN経由での共有ファイルを簡単に行き来できるのも、ファイルを移す必要のあるときには非常に便利である。 逆に、PC側からアンドロイドのファイルを扱うのは制約が多い。USBでつないでしまえばUSBメモリとして認識されるので特に問題ないのだが、無線LANでは同じことができない。アンドロイド側にWiFi File Explorerというアプリをインストールしてファイルを公開し、PC側からブラウザを使って操作しないといけない。ブラウザからの操作なので、エクスプローラーでやるようなお手軽感はない。 ■デザリング スマートフォンをモデム代わりにすれば、無線LANのない環境でもネットブックからインターネットに接続できるらしい、ということは前から知っていた。どうも、そのことをデザリング(韓国では테더링)というらしい。PdaNetというアプリをPCとアンドロイドにインストールすると、あっけなく実現できた。速度も思ったほど遅くなく、普通にネットサーフィンするだけなら十分な速度である。 PdaNetにはおまけ機能として、SMSをPC側で送受信できる機能がついていた。デザリング中にたまたまSMSが来たのでその機能を使ってみたのだが、チャットをしている気分で面白かった。ただ、アンドロイド側には相手から来たメッセージは残ってもPCでこちらから送ったメッセージは残らないようである。 ■リモートデスクトップ まず試したのは、PC側にUltra VNC、アンドロイド側にRemote VNC Pro w/Adをインストールする方法である。この方法では、ウィンドウズにもともとあるリモートデスクトップのようにサーバー側の画面でログアウトすることなしにそのままの画面をアンドロイド側で見て操作することができる。それはそれで使い勝手がいいと思う人もいるのかもしれないが、キーボードがあるならともかく、タッチしかできないスマートフォンで巨大な画面を操作するのはかなり大変だった。 二つ目に試したのは、Remote Desktop(Xtralogic作)というアプリで、これはPC側ではウィンドウズにもともとあるリモートデスクトップ機能を使用するので、別途インストールを必要とせず便利である。操作方法も独特だ。画面を直接タップするのではなく、ドラッグによってマウスカーソルを動かし、画面のどこでタップしてもマウスカーソルの位置でクリックしたと認知されるようになっている。しかし、使ってみるとこちらのほうが遥かに使い勝手がいい。画面もスマートフォンの画面の大きさに合わせて設定できるので、広い画面の中をさまよう必要もない。スマートフォンからログインしたときにサーバー側からログアウトしてしまうのはやや不便だが、それもウィンドウズ側にUniversal Termsrv.dll Patchをあてれば多重ログインが可能になるので、解決可能である。 ■まとめ これまで使っていたM4655というWindows Mobile搭載のスマートフォンは、今となってはスマートフォンというのが恥ずかしいぐらいにスペックが低く機能的にも中途半端な代物だった。無線LANが使えないくせにブルートゥースも不安定で、GPSさえ搭載されてなかった。インターネットをするにも画面が小さすぎた。今回ネクサスSに換えて色々いじってみて「スマートフォンならこれくらいできるはず」と思っていたことが全部できたので、とても満足している。スマートフォンというのは、つきつめて考えてみると実はどうしても必要なものではないはずなのに、何故(日本はそうでもないようだが、韓国で)流行っているのかと考えてみると、やはり携帯ともPCとも違う、新しい機械だからなのだろうなぁと考えてみた。 (当初は写真を入れるつもりだったが、思ったより時間がかかってしまったので写真は後回しに…)
by guixiang
| 2011-05-03 23:17
| PC
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