"3 idiots"というインド映画を見た。インド映画というと「踊るマハラジャ」のイメージしかないのだが、この映画は割りと抵抗なく見れた映画だったと思う。テーマ自体もむしろ日本や韓国の文化的背景に一致するものもあったし、ミュージカル的なシーンもほどよい頻度とほどよい長さで、飽きさせなかった。
映画に出てくるインド人というとやたら濃い顔の、男も女もムチムチ体型、という勝手なイメージがあったが、この映画ではそうでもなく、どちらかというと西洋的な顔立ちの俳優が多かった。主演女優はともかく、主演男優がちょっといい感じだな、と思って調べてみたらアーミル・カーンという、かなり人気のある俳優らしかった。
映画は3時間以上で「長さを感じさせない」というと少し誇張が入るが、映画館で見ていたら最初から最後まで集中力が持続していたかもしれない。韓国のブログで「ストーリーが幼稚」とされていたが、基本ギャグなのであまり気にならなかった。インド映画の入門としては悪くない。
ちなみに、日本語の題名は「3バカに乾杯!」、韓国語では「세 얼간이」らしい。「얼간이」という単語を知らなかったのだが、辞書を引くと「うすのろ、間抜け、とんま」と出ていた。