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日本に帰ってきているのだが、図書館に論文をコピーしに行ったり友達に会いに行ったりするときの移動時間に本を読むことにした。一冊目は田辺聖子の『ジョゼと虎と魚たち』。選んだ理由は、映画を見たときの印象が悪くなかったからだ。手に取ったときはとっきり長編だと思っていたのだが、その本は短編集で、「ジョゼ」はその中に収められた短編集のひとつに過ぎなかった。
短編集に出てくる主人公はみんな関西人で、大阪弁ないしは京都弁を話す。話は恋愛に関するもので、時系列に沿ってストーリーが進行していくのではなく、恋愛の過程の中からひとつの状況を切り取ってその状況における主人公の、適度にインモラルでいい感じに人情くさい感情の描写が中心となっている。非常に女性らしい感性だなぁ、とは思うが、男性に楽しめないほど遠いものではないなぁと思った。そして、「ジョゼ」の監督は、うまいこと映画化したもんだと思った。 二冊目はガラリと雰囲気が変わり、一度読んで本棚に飾っておいたアイザック・アシモフの『神々自身』。何度読んでも面白い小説である。ところで、読みながらパラ人の名前について、オディーンはロシア語のアジーン(数字の1)なんだろうな、と思ったのだが、解説にはodd evenとある。いくらなんでもodd evenがodeenにはならないだろう! と思ってウィキで調べてみると、やっぱり予想はあっていたらしい。 Asimov took the names of the immature aliens — Odeen, Dua, and Tritt — from the words One, Two, and Three in the language of his native Russia. でも、アジーンのアのスペルがaなのかoなのか、辞書引くまでわからなかった、というのは恥ずべき記憶力である。
by guixiang
| 2009-07-29 01:45
| 読書
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